そばかす(雀卵斑)

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そばかすとは

そばかすのことを医学用語で「雀卵斑(じゃくらんはん)」と言います。
色白の女性に、数ミリ大の細かい茶色い色素斑が下まぶた・頬・鼻にかけて対称性に散在するのが典型的です。

治療によく反応しますので、そばかすの治療はそこまで難渋することはありません。
しかし、長期的には少しずつ再発します。
再発すると言うと少しガッカリされるかもしれませんが、加齢によるシミも年齢を重ねるごとに少しずつ新しいものができる・再発するなどがありますので、そばかす治療だけが再発と付き合っていかなくてはならなないというわけではありません。

ところで、雀卵斑とは漢字が表す様に、写真のような雀(スズメ)の卵の模様とそばかすが似ていることが名前の由来です。

そばかすの症状

典型的なそばかすは子供の頃から両下まぶた、両頬、鼻根を中心に数ミリほどの細かく茶色い色素斑が散らばるように存在します。

さらに広範囲に広がる場合は、上まぶた、額、口の周りなど顔全体や腕、体幹などにも認められます。

顔全体に広がっている場合でも、もみあげ近くなど生え際近くにはあまり色素斑は認めないことが多いです。

小~中学生頃から目立つようになることが多いのですが、子供の頃はあまり目立たず、思春期以降や妊娠などをきっかけに目立ってくるものもあります。

思春期ごろが一番目立つようになり、中高年以降は次第に薄くなることが多いのも特徴の一つです。

そばかすと似た色素斑に、薄くて細かいタイプの老人性色素斑があります。
発症年齢や色素斑の広がり方から見分けることが大体可能なのですが、治療方針に大差はないので、見分けることにそこまでこだわる必要はありません。

そばかすの原因

子供の頃から認められる典型的なそばかす(雀卵斑)は色素を均一に保つことができない先天性の色素異常症の一つで、遺伝によるものです。

もう少しそばかすの定義を広げると、紫外線の影響で大人になってから目立ち始める後天性のそばかすもあります。

そばかすは女性に多く、思春期ごろから目立ち始め中高年ではやや目立たなくなってくることや、妊娠で目立つようになることから、ホルモンとの関係も強いと考えられています。

その他に影響を与えるものは何といっても紫外線です。
日焼けがきっかけとなって、そばかすが目立ってくることは非常によくあります。

遺伝やホルモンの影響は防ぎようがありませんが、紫外線対策はすぐにでも始めることができます。

そばかすがこれ以上目立ってこないため、または一度治療したそばかすの再発を予防するために紫外線対策をしっかり行うことは大切です。

そばかすの治療法

そばかすは治療によく反応しますので、適切な治療によって改善することができます。

治療効果が高く、そばかす治療としてお勧めできる方法を3つご紹介します。

ピコレーザー

そばかす治療のレーザーとしては最も新しいレーザーです。

後述しますQスイッチレーザーのように一つ一つのそばかすを除去する能力もありますし、光治療(IPL、フォトフェイシャル)などのように肌全体をきれいにする美顔効果もあります。

また、テープによる保護も必要ありませんので、日常生活への支障を最小限にできますので、当院ではそばかす治療のファーストチョイスの治療です。

光治療

IPL、フラッシュなどとも呼ばれます。フォトフェイシャルという機器の登場で一気に広まった治療です。

一つ一つの色素斑を除去する力はレーザーに及ばないものの、テープなどの術後処置を必要とせず、顔全体の色素斑を改善できます。

また、光治療は細かい色素斑が散在するタイプへの治療効果が高いため、そばかす治療は比較的良い結果が得られることが多いです。

Qスイッチレーザー

Qスイッチレーザーによる治療効果は高く、ほとんどの場合レーザー照射したそばかすは「消えた」という状態までになります。

一つ一つの色素斑を除去する力は非常に強いのですが、術後テープ処置が必要なこと、術後に色素沈着を一定期間生じる可能性があること、照射した部分と照射していない部分でやや色ムラが生じる可能性があるなどデメリットもあります。

ですので、そばかす治療としてはQスイッチレーザーがファーストチョイスになることはあまり多くありません。

そばかす治療の流れ

当院で行っているそばかすに対するピコレーザー治療の具体的な流れをご紹介します。

  • 1. 診察

    まずはシミ・そばかすの状態を確認、治療方法を提案します。
    確実に診断するために、お化粧は全て落とした状態で診察します。

  • 2. レーザー照射

    顔全体のお化粧を落としていただきます。

    その後レーザーを「パチパチパチ」と顔全体へ均等に照射します。

    色素斑を除去する照射方法、色ムラを整えて肌全体をきれいにする照射方法など2~3種類の照射方法を組み合わせて施術します。

    チクチクと細かく針で刺される様な痛みがありますが、麻酔なしで施術可能です。
    しかし、痛みに弱い方は麻酔クリームを併用することで痛みを軽減することもできます。

    治療直後は、ほてったような赤みがでますが数時間で落ち着いてきます。

    また、治療直後からお化粧も可能です。

  • 3. 治療翌日

    ほとんどの場合、翌日には赤みはほとんど残っていないか、わずかに赤みが残る程度です。

    赤みが残っている場合でも、通常はメイクで十分カバーできます。

    その後、そばかすは数週間かけて自然と薄くなります。

    これを1か月以上間隔をあけて、3~4回ほど繰り返します。

よくあるご質問

そばかす(雀卵斑)は治るのでしょうか?

レーザーやIPLなど適切な治療を行えば、そばかすはきれいになります。
ただし、治療によって完治するということはありません。治療後数年以上すると少しずつ再発します。
再発といっても急に治療前の状態になるわけではありませんので、時々メンテナンスを兼ねた治療を行えばきれいな状態を保つことができます。

そばかす(雀卵斑)は何回くらいの治療が必要でしょうか?

治療方法や個人差・他のシミの合併の有無などによって治療回数は前後します。
おおよその目安ですが、そばかすだけであればQスイッチレーザーは1回、ピコレーザー、IPLは3~5回位が目安です。
当院で行っているそばかすへのピコレーザー治療も3回がおおよその目安です。

そばかす(雀卵斑)とシミの違いは何ですか?

シミは皮膚にできる茶色い色素の総称だと考えてください。
シミを細かく分類していくと、そばかす、老人性色素斑、脂漏性角化症、肝斑、ADMなど数種類に分かれます。
ですので、そばかす(雀卵斑)はシミの一種です。

そばかすの原因は何ですか?

先天的なそばかすの原因は遺伝です。遺伝による素地があるところに紫外線の影響が加わると更にそばかすが目立ってきます。
また、後天的なそばかすは紫外線やホルモンの影響が大きいと考えられています。
この場合は、成人以降に日焼け、妊娠などがきっかけとなってそばかすができます。

そばかすの予防方法はありますか?

そばかすの原因は遺伝やホルモンの影響が大きいので、完全な予防はできません。
しかし、日焼け止めの使用など紫外線ケアは効果があります。
紫外線ケアはそばかすに対してだけではなく、その他のシミ、肌の老化対策としてもお勧めします。

院長のメッセージ

そばかすは治療によく反応しますので、ピコレーザー等で数回治療すると劇的にきれいになった、なんてことも珍しくありません。
確かに長期的にはゆっくりと再発するのですが、初回治療から数年以上経過していても、治療前よりはずっときれいな状態が保たれています。

そばかすは治療によく反応しますので、ピコレーザー等で数回治療すると劇的にきれいになった、なんてことも珍しくありません。
確かに長期的にはゆっくりと再発するのですが、初回治療から数年以上経過していても、治療前よりはずっときれいな状態が保たれています。

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