脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

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脂漏性角化症(老人性イボ)とは

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、別名「老人性イボ」とも呼ばれています。

茶色くて平らなシミ・老人性色素斑と並んで顔、手の甲などによくできるシミの一種です。

脂漏性角化症の見た目がホクロやイボなどの「できもの・腫瘍」のようなこともあるので、シミの一種というと不思議に思われるかもしれません。

しかし、脂漏性角化症は老人性色素斑(平らな茶色いシミ)から発生することもあり、脂漏性角化症と老人性色素斑は親戚のようなもの、つまりシミの仲間です。

脂漏性角化症の症状

典型的な脂漏性角化症は男女問わず成人の顔、手の甲など日光にあたりやすい場所にできます。

茶色く膨らんでいる部分が脂漏性角化症です。
脂漏性角化症による隆起した部分を取り囲むように平らな茶色い部分がありますが、ここは老人性色素斑です。

老人性色素斑から脂漏性角化症ができたと予想されます。

脂漏性角化症の見た目

はじめはあまり目立たないものでも、長い年月をかけて少しずつ色が濃くなったり大きくなったりする傾向にあります。

大きさは数ミリ位のものが最も多いですが、中には数センチ位になるものもあります。

脂漏性角化症の外見はとても色々なタイプがあります。
色は通常のシミのように茶色いものやホクロのように黒色のもの、周囲の肌と同じ肌色のものもあります。

また、形もわずかに隆起しているくらいのものからイボのように強く突出しているものまであります。

脂漏性角化症の自覚症状

自覚症状は無いことが多いのですが、たまに「赤み」や「かゆみ」を伴うことがあります。
これは脂漏性角化症の深い部分でリンパ球や毛細血管が増え、いわゆる炎症が起きているためです。

※脂漏性角化症の表面がポロっと剥がれ落ちて小さくなることがありますが、深部が残っているのでまたしばらくすると元通りになることが多いです。

脂漏性角化症の原因

脂漏性角化症の最も大きな原因は、今まで蓄積されてきた紫外線のダメージです。

紫外線の影響はリセットすることが難しく、遺伝子レベルで少しずつダメージが蓄積し、脂漏性角化症などのシミ、しわなど光老化と呼ばれる老化現象の原因となります。

ですから、脂漏性角化症は日光にあたりやすい顔や手の甲にできやすいのです。

また、日焼け以外にもヤケドやケガなど物理的な皮膚障害が原因となることもあります。

一方で、紫外線の影響が少ないはずの腹部に脂漏性角化症が多発しているケースや、比較的若い年齢にもかかわらず脂漏性角化症が多発するケースもありますので、遺伝的な原因でできる脂漏性角化症も一定の割合で存在すると考えられます。

遺伝や生理的老化の予防は難しいですが、脂漏性角化症の最大の原因、紫外線の影響は予防可能です。
日焼け止めクリーム、帽子などによる紫外線対策が脂漏性角化症を予防する基本です。

ただし、紫外線対策の予防効果はすぐには出ません。
紫外線対策を継続することで10年先に違いが出てくると考えてください。

脂漏性角化症の治療法

脂漏性角化症の治療法は、レーザー治療、液体窒素治療、切除手術など様々あります。

脂漏性角化症のレーザー治療

最も確実でお勧めできる方法は組織を削り取るレーザー、炭酸ガスレーザーとエルビウムヤグレーザーによる治療です。

一般的には炭酸ガスレーザーが使われることが多いのですが、組織の熱ダメージが少ないということでエルビウムヤグレーザーを好む術者も一部います。

ただし、脂漏性角化症のレーザー治療はそこまで難しいものではありませんので、使い慣れているレーザーであればどちらも治療結果に大差はありません。
クリニック・病院選びの際に、使用するレーザーの種類をそこまで気にする必要はないでしょう。

シミ治療のレーザーにはQスイッチレーザーやピコレーザーもありますが、わずかに隆起している脂漏性角化症には有効ですが、隆起の程度によっては限界があります。

脂漏性角化症の液体窒素治療

液体窒素治療はほとんどの皮膚科で簡単に行うことができ、保険適応になることもあるというメリットがあります。

一方、脂漏性角化症の厚みに合わせて治療強度の調整を行う必要があり、これが非常に難しいです。

やりすぎれば強い色素沈着が長期にわたり残りますし、弱すぎれば取り残しや早期の再発につながります。

脂漏性角化症の切除手術

確実に取りきるという点では良い治療なのですが、傷跡が残るという点がデメリットです。

組織を検査に出したい場合や、炭酸ガスレーザーやエルビウムヤグレーザーでは傷が治るまでかえって時間がかかると予想される場合に限ってお勧めできる治療です。

脂漏性角化症治療の流れ

当院で行っている脂漏性角化症に対するエルビウムヤグレーザー治療の流れをご紹介します。

  • 1. 診察

    まずはシミの状態を確認、シミの種類を診断し治療方法を提案します。
    確実に診断するために、お化粧は全て落とした状態で診察します。

  • 2. レーザー治療

    局所麻酔で治療部位の麻酔をします。
    麻酔は注射ですので少し痛みがありますが、治療中に痛みを感じることはありません。

    多発しているものはクリーム麻酔(エムラクリーム)を併用することもあります。

    直径1cmくらいの大きさの脂漏性角化症であれば、2~3分でレーザー治療は終了します。

    治療後は浅い擦り傷と同じ状態になっていますので、約10日間テープで保護します。

  • 3. 翌日~3日後

    治療部位は少しジュクジュクしていますが、4日目位から乾いてきます。テープ保護のまま入浴、洗顔をしていただきます。

  • 4. 10日後(術後再診)

    治療部位の皮膚再生が終了し、擦り傷が治った後のような赤みのある皮膚になります。

    テープによる保護はここで終了です。
    ここから治療個所のメイクもできるようになります。

    このあと注意することは、紫外線や摩擦など治療個所の刺激を避けることです。

    この赤みは数ヶ月以上かけて徐々に消えていきます。

  • 5. 1ヵ月後

    体質によっては一過性の色素沈着がおきます。

    これはレーザーのダメージによる色素沈着ですので心配ありません。(虫刺されや擦り傷がしばらく茶色くなるのと同じ状態です)

    この一過性の色素沈着は顔であれば半年から1年位かけて徐々に消えます。

よくあるご質問

脂漏性角化症はなぜできるのですか?

脂漏性角化症の主な原因は紫外線による皮膚障害です。脂漏性角化症はシミの仲間ですので、一般的にシミができる原因といわれているものが当てはまります。
しかし、紫外線の影響が少ない腹部に多発する場合もありますので、遺伝的な原因も一部あると考えられます。

脂漏性角化症は自分で取ることはできますか?

脂漏性角化症の形や大きさによっては、できないこともないでしょうが、きれいに且つ再発しにくいように取るというのはご自身では難しいでしょう。
脂漏性角化症の多くはきちんと治療すればきれいに取れます。やはり専門の形成外科、皮膚科を受診されることをお勧めします。

脂漏性角化症は市販薬で治りますか?

脂漏性角化症の病態を考えると、市販薬で治すことは難しいでしょう。飲み薬、塗り薬はほぼ効果がありません。
ただし、脂漏性角化症が自然脱落することがありますので、市販薬使用中に自然脱落を起こして効果があったように見えることはあるかもしれません。

脂漏性角化症の予防はどうしたらよいでしょうか?

脂漏性角化症の主な原因は紫外線による皮膚障害です。つまり、紫外線予防が最も効果的な方法ということになります。
しかし、紫外線の予防効果はすぐには現れませんし、子供のころから浴びてきた紫外線の影響は大人になっても続きます。
長期的な視点で予防してください。

脂漏性角化症は若い人でもできますか?

脂漏性角化症が発生しやすい年齢は中高年ですが、若い人にも発生することがあります。
若い人にみられる脂漏性角化症は顔にできることもありますが、腹部など紫外線の影響が少ない場所に多発していることも少なくありません。
若い人にみられる脂漏性角化症は遺伝的な原因が大きいと考えられます。

院長のメッセージ

脂漏性角化症は炭酸ガスレーザーやエルビウムレーザーなど適切な治療を行えば、ほとんどのケースできれいに治ります。
実際に治療を受けられた方からは「もっと早く治療を受けとけば良かった!」という声をよくいただきます。
気になったら早めに治療することが良いと考えています。

脂漏性角化症は炭酸ガスレーザーやエルビウムレーザーなど適切な治療を行えば、ほとんどのケースできれいに治ります。
実際に治療を受けられた方からは「もっと早く治療を受けとけば良かった!」という声をよくいただきます。
気になったら早めに治療することが良いと考えています。

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