医療レーザー脱毛の効果は何回で出る?効果の出方が違う4つの理由

医療脱毛にはレーザー、ニードル、フラッシュなどがありますが、代表的な方法はレーザー脱毛です。

レーザー脱毛は、黒や茶色など濃い色に吸収されるレーザーを毛に照射し、吸収されたレーザーが熱に変換され、その熱で毛根の細胞に不可逆的なダメージを与えて永久脱毛することができます。

レーザー機器の発達や、照射方法の改善で、安定した結果を得られるようになったレーザー脱毛ですが、それでも効果を実感できるまでの回数が大きく違うことがあります。

理由は様々ありますが、主な理由は4つあります。

  • 「毛周期」
  • 「毛の質」
  • 「肌の色」
  • 「レーザーの種類」

効果に影響するこれら4つの要素について詳しく知ることで、より効果的な脱毛を受けていただけると考えています。

医療レーザー脱毛の効果がでる回数は条件により異なる

脱毛効果が高いとされる医療レーザー脱毛ですが、「毛周期」「毛の質」「肌の色」「レーザーの種類」の4つの理由によって効果が弱い、効果が出ないといったことも起こり得ます。

主な原因は、上記の4つなのですが、他にも考えられる原因はあります。
例えば、年齢、痛みに弱い、内服薬の影響などが考えられます。

更に脱毛のゴールを「ムダ毛が減った」「ムダ毛が生えてこなくなった」「産毛もなくなりツルツルになった」など、どこをゴールとするかによっても脱毛完了までの回数が違ってきます。

医療レーザー脱毛の効果が異なる理由 その1『毛周期』

毛には毛周期というサイクルを繰り返して抜けたり生えてきたりを繰り返しています。

具体的には「成長期(毛が育つ時期)」→「退行期(毛が抜け落ちる準備期)」→「休止期(毛が生えていない時期)」を繰り返しています。

レーザー脱毛が脱毛効果を発揮できるのは、成長期の状態にある毛だけになります。
この、毛周期を考慮してレーザー脱毛を行う場合と無視して脱毛を行う場合では、効果が異なることがあります。

毛周期に合わせても効果がでるのは女性で約6回

"先ほど述べました、毛周期において成長期にある毛は、部位などによっていくらか違いはありますが、全体の15~20%位の毛が成長期の状態であると考えられています。

レーザーで脱毛できる毛は成長期の毛だけですので、毛周期を考慮してタイミング良く、1回の施術が非常に効率的な脱毛した場合でも、単純計算で(15~20%)×5=75~100%となります。

つまり、5~6回脱毛するとおおよそ満足できるレベル(=脱毛完了)となると考えることができます。

毛の生え変わりの周期を無視すると脱毛の効率が悪くなる

毛周期を考慮して効果的に脱毛を行っても、約6回の回数が必要になるのですが、この周期を全く無視してしまうと、効率が著しく落ちてしまうことがあります。

例えば、1回1回の施術の間隔が短すぎると、成長期に入っている毛の割合が少なくなりますので、脱毛の効率は落ちます。

また、1回1回の施術の間隔が長すぎるというのも問題です。
なぜなら、あまりにも施術の間隔が長すぎると、成長期の退行期、休止期の毛が混在してしまい、脱毛の効率が悪くなるからです。

部位や個人差によって、毛周期は多少の差があるのですが、約2か月の期間を空けて施術を受けると、大きな間違いはありません。
効果的にレーザーで脱毛するためには、約2か月の間隔を空けて施術を受けると良いでしょう。

医療レーザー脱毛の効果が異なる理由 その2『毛の質』

医療レーザー脱毛は強い出力で照射できるのですが、それでも毛の質によって効果が出にくい場合があります。

レーザー脱毛の効果を左右する毛の質とは、「太さ」「色」「毛根の深さ」です。

個人差はあるものの、「産毛など細い毛」「色が薄い毛」「毛根が深い毛」はレーザー脱毛の効果が出にくく、「白髪」は残念ながら全く抜けません。

なぜこのようなことが起こるのか、この後解説していきます。

産毛や柔らかい毛など、毛が細いと効果がでにくい

本題に入る前に、まずレーザーで脱毛される仕組みをもう少し知っておく必要があります。

脱毛に使用されるレーザーは黒など濃い色に吸収される性質を持っています。
毛にはメラニンと呼ばれる黒い色素が含まれており、このメラニンにレーザーが吸収されます。

吸収されたレーザーのエネルギーは熱に変わり、その熱のエネルギーで毛根の細胞を破壊します。

しっかりと毛根の細胞を破壊すると、その毛根では毛を作ることができませんので、いわゆる永久脱毛された状態となります。
これがレーザーで脱毛される仕組みです。

さて、細い毛に関してですが、毛が細いとレーザーが毛にあたる面積が小さくなるため、毛に吸収されるレーザーの量が少なくなってしまいます。

その結果、十分な熱を発生させることができませんので、毛根の細胞をしっかりと破壊できず、永久脱毛にならないということになります。

このような理由から、毛が細いとレーザー脱毛で効果がでにくいということが起こり得ます。

色が薄い毛は効果がでにくい

さて、色が薄い毛に関してはどうでしょうか。毛の色はメラニンの量で決定されます。
色が濃い毛、すなわちメラニンをしっかりと含んだ毛は、レーザーをたっぷりと吸収し、毛根の細胞を破壊するのに十分な熱を発生させます。

ところが、色が薄い毛、メラニンが少ない毛は吸収されるレーザーの量が少なく、十分な熱を発生させることができません。
その結果、毛根の細胞を十分に破壊できず、永久脱毛にならないということになります。

このような理由から、仮に太さがしかりある場合でも色が薄い毛はレーザー脱毛で効果がでにくいということが起こり得ます。

白髪はレーザー脱毛できない

白髪はメラニンを持たない毛です。
ですので、白髪に脱毛レーザーを照射してもレーザーのエネルギーが毛に吸収されることはありません。

その結果、レーザーのエネルギーが熱に変わることはありませんので、毛根の細胞にダメージを与えることができず、脱毛されません。

現在のところ、白髪を永久脱毛する方法はニードル脱毛のみとなります。
ニードル脱毛は細いニードルを毛根まで挿入し、電気の力でニードルの先端で熱を発生させて毛根の細胞を破壊します。

このように、ニードル脱毛は毛の色に左右されずに永久脱毛できますので、白髪の脱毛にもニードル脱毛は有効です。

体の部位によって『毛根の深さ』が異なる=効果が出る回数が異なる

さて、同じような毛の質でも、体の部位によって「毛根の深さ」が違うため、効果が出る回数が異なります。

例えば、脇の毛は太くて濃い毛でも、毛根はそこまで深くありませんので、レーザーのエネルギーがしっかり毛根まで届きます。
ですので、脇の脱毛は脱毛完了まで回数が多くなることは滅多にありません。

一方、口周りのヒゲは毛根が深いので、レーザーのエネルギーが届きにくいため、脱毛しづらい部位です。
同じヒゲでも、頬より口周りは回数がかかる傾向があります。

また、背中や腰回りの毛は色が薄い割には毛根が深いので、エネルギーが吸収されにくく、更にレーザーが届きにくいので、なかなか抜けてこないということがあります。

このように、体の部位によって毛根の深さが違いますので、部位によって脱毛に要する回数が大きく異なることは珍しくありません。

医療レーザー脱毛の効果が異なる理由 その3『肌の色』

これまで、「毛周期」「毛の質」と毛そのものによる原因について解説してきました。
ここからは毛以外の原因について解説していきます。

まずは「肌の色」についてです。
肌の色は脱毛の効果を左右する重要なファクターです。
なぜら、脱毛レーザーは毛の色素(メラニン色素)に吸収されて脱毛効果を発揮するのですが、このメラニン色素は皮膚にも存在します。

毛にレーザーを照射した場合、皮膚にもレーザーは照射されてしまいますので、肌の色(肌のメラニンの量)は脱毛効果や肌トラブルの可能性に大きく影響します。

日焼けしすぎていると、レーザー脱毛の効果がでにくくなる

日焼けして褐色になっている肌は、多くのメラニンを含んでいます。

この様な状態の肌に脱毛レーザーを照射すると、レーザーが毛だけではなく、肌にしっかりと吸収されてしまいます。
肌に吸収されたレーザーのエネルギーは、毛で起こる現象と同様に熱を発生させます。
この熱が肌に与えるダメージが大きすぎると「ヤケド」を起こします。
ヤケドは避けるべき合併症の一つです。

そこで、ヤケドを避けるために術者が行うことは「レーザーの出力を下げる」「レーザーの種類(波長)を変える」「施術を延期する」のいずれかです。

ヤケドを避けるべくレーザーのエネルギーを下げた場合、脱毛に必要なエネルギーを下回ってしまうことがあり、そうなると十分な脱毛効果を発揮することができません。

また、レーザーの種類を皮膚に反応しにくい波長に変更することでヤケドを避けることも可能ですが、そのレーザーの波長がターゲットとなる毛に対して最適なものでなかった場合も脱毛効果が落ちてしまいます。
施術を延期する場合も、毛周期という観点からはあまり良くありませんので、やはり効率は悪くなります。

やはり一番大切なことは、脱毛を予定している部位の日焼けを極力避けることです。

アザ、色素沈着を起こしている部位はレーザー脱毛の効果がでないことがある

先ほど述べました日焼けした肌と条件は似ているのですが、茶色や黒いアザ・母斑、乳輪、VIOなどのデリケートゾーンはもともと肌の色が濃く、メラニンを多く含んでいます。

黒いアザ・母斑に生える毛は、ターゲットとなる毛と同じ位もしくはそれ以上にメラニンを含んでおり、さすがにレーザーでの脱毛は困難です。
(脱毛できる強さでレーザー照射すると、ほぼ確実にヤケドになります。)

黒いアザ・母斑に生える毛はニードル脱毛で対応する必要があります。
乳輪、VIOに関しては皮膚に反応しにくい波長のレーザー(ヤグレーザー)を使用することで対応可能です。

ただし、色が黒く、しっかりした毛は問題ないのですが、軟毛・産毛は難しいことが多いです。
レーザーで抜けなかった軟毛・産毛に関しては、こちらもニードル脱毛を検討する必要があります。

医療レーザー脱毛の効果が異なる理由 その4『レーザーの種類』

医療脱毛で用いるレーザー脱毛機は、サロンなどの脱毛機よりも強力なエネルギーを照射できますが、レーザーにも種類(波長)があり、それぞれに特徴があります。

現在脱毛に使用されるレーザーの種類は「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー」「ダイオードレーザー」の3種類がほとんどです。

この3種類のレーザーのうち、どれが一番良いというわけではなく、それぞれに特徴があります。
それぞれの特徴を上手く使えば効果的な脱毛になりますし、逆に特徴を上手く使えなければ効果がない脱毛になることもあります。

アレキサンドライトレーザーの特徴

アレキサンドライトレーザーは、3種類のレーザーの中で最も色に反応します。

色に反応しやすいとういことは、3種類のレーザーの中では、色が薄い毛や細い毛でも脱毛することができます。

一方、ターゲットである「毛」以外の、日焼けや色素沈着などで茶色くなった皮膚にもレーザーが反応してしまいますので、日焼けした肌、もともと皮膚の色が濃い乳輪まわり、VIOなどのデリケートゾーンには不向きです。(やけどのリスクが高くなります)

また、3種のレーザーの中では一番皮膚の浅いところまでしかレーザーが届きませんので、毛根が深い髭の脱毛には効果が十分でないことがあります。

効果 細く浅い毛に効果的
痛み レーザーの中では痛みが少ない
褐色肌 褐色肌には不向き

ヤグレーザーの特徴

ヤグレーザーは3種類のレーザーの中では最も色に反応しにくく、深いところまでエネルギーが届きます。

色に反応しにくいという特性を上手く使えば、多少日焼けした肌や、乳輪まわりやVIOなど色素沈着を起こしている部位でも脱毛することが可能です。

また、エネルギーが深いところまで届きますので、毛根が深い髭の脱毛でも威力を発揮します。

しかし、色に反応しにくいということは軟毛や産毛の脱毛には向いていないとうことになります。

その他の欠点としては、痛みです。

深いところまでエネルギーが届くということと、色に反応しにくいので強めのエネルギーで照射しますので、痛みは強くなります。

効果 太く深い毛に効果的
痛み レーザーの中では最も痛い
褐色肌 褐色肌でも対応可能

ダイオードレーザーの特徴

ダイオードレーザーは、先に述べましたアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間的な特徴があります。

ある程度日焼けした肌にも対応できますし、ある程度の軟毛からある程度の深い毛まで脱毛できます。

そういう意味では、幅広いニーズに対応しやすいというのが長所です。

逆に、アレキサンドライトレーザーよりは軟毛の脱毛効果がやや劣り、ヤグレーザーより髭など深い毛の脱毛効果がやや劣るとも言えます。

また、ダイオードレーザーはジェルを塗ってレーザーの照射口を肌に接触させて施術しますので、VIO脱毛などにおいては衛生面が気になることがあります。

効果 中間~太目の毛に効果的
痛み レーザーの中では中程度の痛み
褐色肌 ある程度の褐色肌にまで対応可能

脱毛サロンでの美容脱毛(エステ脱毛)では、さらに回数が必要になることも

さて、医療脱毛と脱毛サロンとの違いをご存じでしょうか?
実はあまり認知されていないのですが、「医療脱毛は永久的な脱毛が認められており、脱毛サロンは永久的な脱毛が認められていない」のです。

レーザー脱毛で脱毛される機序で解説しましたように、永久的な脱毛になるためには、毛根の細胞に不可逆的なダメージを与えないといけません。
身体に不可逆的な影響を与える行為は医療行為になりますので、脱毛サロンで永久的な脱毛を行うと法に触れてしまいます。

ということで、何回通っても毛が減らない脱毛サロンは法律を遵守しており、順調に毛が減っていく脱毛サロンは違法行為を行っているというパラドックスが生じることになります。
その他の違いは下の表を参考にしてください。

医療脱毛 エステサロン脱毛
脱毛効果 強い 弱い
施術回数 平均6〜8回 平均8〜15回
効果 毛の再生率が低くなる 減毛・抑毛
脱毛資格 看護師免許所有者による施術 資格が無くても施術できる
医師の診療 医師の診療がある カウンセラーのみ
肌トラブルの対応 薬の処方が可能 薬の処方が不可能

レーザー脱毛は永久的な脱毛効果がありますが、永久に全くムダ毛が生えてこないわけではありません

厚生労働省が薬事承認している国内のレーザー機器は「長期の減毛効果」を認めるという表現に留められていますが、医療レーザーで脱毛した場合、永久脱毛の効果があるといって良いと考えられています。

実際、レーザー脱毛の歴史も長くなってきましたが、きちんと施術されていれば完全に元に戻ってしまうことはまずありません。
しかし、どうしても毛根に不可逆的なダメージを与えることができなかった一部の毛は、脱毛直後はしばらく休眠状態になっているのですが、年月とともに少しずつ復活してきてしまいます。

ですので、レーザー脱毛は永久に全くムダ毛が生えてこないわけではありません。

まずはカウンセリングで、脱毛の計画を立てましょう!

カウンセリングで、毛や肌の状態、スケジュール等を確認し、どのくらいの期間/どのくらいの金額で、脱毛のできるかをクリニックで相談しましょう。

医療レーザー脱毛の効果についてのよくある質問

医療レーザー脱毛は何回くらいで効果が出ますか?
個人差や脱毛箇所による違いがありますが、2~3回目位から毛の減りを実感しはじめ、6~8回でしっかりと脱毛されることが多いです。
医療レーザー脱毛の効果が感じられないのですが、どうしてでしょうか?
原因はいくつか考えられます。 例えば、レーザーの種類や設定が適切でない、産毛などそもそもレーザーでは脱毛されにくい毛である等です。 しかし、適切に施術されていても、硬毛化等で効果が出ないことが稀にあります。
一人で悩まず、
まずはご相談ください

タップするとお電話がかかります 0467-47-3711 診療時間 9:00〜17:00(木曜・日祝休診) 0467-47-3711 診療時間 9:00〜17:00(木曜・日祝休診)

初診日当日の施術は行っておりません。
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

20歳未満の方で手術・治療をご希望される方は、保護者の承諾が必要になります。

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