脱毛のやけどは完治する?
原因と対策、やけどの対処法を解説

脱毛でやけどをする可能性はありますか?

医療機関で行われている脱毛方法は、レーザー、ニードル、光(フラッシュ)の3種類があります。

いずれの方法も、毛根付近で熱を発生させ、その熱で発毛細胞を破壊するということは共通しています。

その熱が毛根付近で留まることが前提なのですが、様々な原因で熱が皮膚表面まで強いダメージを与えてしまうと、やけどになります。

もちろん、やけどにならないように、レーザーや光は皮膚表面に熱が発生しにくい波長や冷却装置を使用してやけどを予防しますし、ニードル脱毛も皮膚表面に熱が伝わりにくい特殊な針の使用でやけどのリスクを軽減しています。

しかしながら、永久的な脱毛を目的とした脱毛の場合、やけどのリスクをゼロにすることはできません。
万が一、施術後に水膨れやカサブタの形成など、やけどを疑った場合は、速やかに医療機関を受診してください。
やけどは起こさないことが大事ですが、早期の適切な治療も同じくらい大事です。

脱毛でやけどする原因

脱毛におけるやけどの原因は様々あります。
しかし、永久脱毛を目指す前提として、高い脱毛効果を目指すと、それにつれてリスクも上がってしまうことは否めません。
その前提で、リスクと効果のバランスを考え、いかにリスクを抑えながら高い脱毛効果を得られるかが問われます。

やけどはいくつかの原因が重なって生じることが多いのですが、以下の2つがやけどの2大原因です。

肌の色が黒い

脱毛に使用されるレーザーや光はメラニン色素に吸収される性質を持っています。
その性質を利用して、毛に含まれるメラニン色素にレーザーや光を吸収させると熱を発生します。
その熱で発毛細胞にダメージを与えて、毛の再生をできなくするのです。
しかし、肌の色が黒いと、肌に含まれるメラニン色素にレーザーや光が吸収される量が多くなりますので、皮膚表面に熱が発生し、これがやけどの原因となります。

毛が密集している

医療脱毛では、脱毛方法の違いに関わらず、毛根付近で熱を発生させ、その熱で発毛細胞を壊すというプロセスは共通しています。
毛が密集している場合は、毛根付近で一気に熱が発生し、更に発生した熱の逃げ場が無くなりますので、やけどを起こしやすくなります。
特に非常に濃い髭の脱毛は注意が必要となります。

脱毛でやけどを防ぐ方法とNG行動

医療脱毛において、やけどを防ぐための方法について説明します。

日焼けしない

正確には、日焼けで肌を茶色くしないということです。
レーザー脱毛や光脱毛はメラニン色素をターゲットにしていますので、肌が茶色いとレーザーや光が皮膚表面で反応し、やけどの可能性が高くなってきます。
特に施術前に日焼けして肌を茶色くすることは、安全のため控えるように意識してください。
ただし、ニードル脱毛の場合は肌の色は関係ありません。

日焼け

適切な事前処理を行う

指示された事前処理をきちんと行いましょう。
例えば、レーザー脱毛や光脱毛の場合、施術箇所の剃毛を施術前に行ってくるように指示されることがよくあります。
剃毛処理がいいかげんで、剃り残しの毛が多くあると、残っている毛が原因で脱毛効果が落ちるばかりでなく、やけどの原因にもなります。
単なる事前処理と侮ることなく、きちんと行いましょう。

一方、ニードル脱毛の場合は、毛を数ミリ残す必要がありますので、ここも注意が必要です。

これらの方法を守ることで、医療脱毛におけるやけどのリスクを軽減することができます。

脱毛によるやけどの対処法

ケア

やけどを疑う症状は、強い痛みを伴う赤み、かさぶた、水膨れなどがあります。

自己判断によるやけどの処置のみで様子を見ることはお勧めしません。 やけどのようであっても、炎症や、アレルギーである場合もありますし、やけどの程度の判断も必要だからです。

まずは氷嚢や濡れタオルなどでよく患部を冷やし、速やかに医療機関(皮膚科、形成外科)を受診してください。

脱毛のやけどを避けるクリニックの選び方

医療脱毛のクリニックを選ぶ際に、やけどを避けるために以下のポイントに注意しましょう。

スタッフの入れ替わりが少ない

安全で効果的な脱毛を追求すると、脱毛は奥が深いです。
近年はある程度施術方法が確率されたこともあり、マニュアル通りに施術すればそれなりに脱毛することは可能です。
しかし、本当に脱毛に精通してくるのは少なくとも数年以上の経験を経てからです。
スタッフの入れ替わりが激しいと、知識と経験の蓄積ができませんので、安全で効果的な脱毛という点からはデメリットになります。

複数の脱毛方法を提案できる

肌や毛の状態によって、レーザーを使い分けたり、ニードル脱毛など他の脱毛方法を併用する必要があることも少なくありません。
レーザーの使い分けやニードル脱毛の技術習得は、時間も費用もかかるため、クリニックの経営面からは負担も大きいです。
そのため、 大手チェーンクリニックでは1種類のレーザー(波長)だけ使用して脱毛を行っています。
しかし、1種類のレーザー(波長)では様々な条件に対応することが難しいため、やけどのリスクが上がるか、もしくはやけどのリスクを避けるために、いつまでたっても効果が出ない低出力での施術を行うことになってしまいます。

永久的な脱毛効果を得るための脱毛は、残念ながらやけどを100%防ぐ方法はありません。
やけどの可能性を限りなくゼロに近づけることはできますが、それでもどこかで脱毛効果とやけどのリスクとの綱引きがあります。
やけどを起こさないことが最も大切ですが、万が一やけどを起こしたときに適切な処置を行ってくれる施設であるかどうかを、脱毛クリニックを選ぶ際に検討してください。

当院が大切にしている5つのこと

  1. レーザー脱毛と
    ニードル脱毛を行っている

    施術は専任の女性看護師が担当

    あらゆる毛質、肌質に対応した医療脱毛を提供するため、レーザー脱毛とニードル脱毛の両方を行っています。
    レーザー脱毛とニードル脱毛のいいとこ取りをすることで、より効果的な脱毛が可能になります。

  2. 毛質、肌質に合わせたレーザーの選択と設定

    痛みを最小限にする

    どんなに高性能のレーザー機器を使用しても、使い方が悪ければ思ったような結果は出ません。
    当院ではお一人お一人の毛と肌の状態に合わせたレーザーの選択と出力設定で、より安全で効果的な脱毛を追求しています。

  3. 必要な部位を必要な分だけ

    必要な治療を必要なだけ

    当院は6回コースや全身脱毛といったコース設定が基本的に存在しません。
    ・脱毛に必要な回数、部位は個人によって違う
    ・もともと脱毛が必要ない部位まで施術することによって、合併症を生じる可能性がある
    といった理由からです。

  4. メリット・デメリットをしっかり伝える

    絶縁針の使用

    施術におけるリスクを極力ゼロに近づける最大限の努力・注意を払っても残念ながら、100%安全というものはありません。
    医療脱毛のメリットだけではなく、デメリットやリスクについてもしっかりお伝えします。

  5. プライバシーが守られる完全個室

    清潔でプライバシーが守られる完全個室

    施術は完全個室のためプライバシーも守られ、デリケートゾーンなどの脱毛も安心して受けていただけます。

院長のメッセージ

脱毛で絶対に避けたい合併症の一つであるやけどですが、永久脱毛を目的とした場合、非常に可能性は少ないとは言えゼロになることはありません。
絶対にやけどしない脱毛=毛が再生する脱毛、ということになるからです。
やけどは起こさないことが最も大切ですが、万が一の際は、早期の処置、色素沈着に対する治療、瘢痕形成に対する治療など適切に対応していくことも大切です。

脱毛で絶対に避けたい合併症の一つであるやけどですが、永久脱毛を目的とした場合、非常に可能性は少ないとは言えゼロになることはありません。
絶対にやけどしない脱毛=毛が再生する脱毛、ということになるからです。
やけどは起こさないことが最も大切ですが、万が一の際は、早期の処置、色素沈着に対する治療、瘢痕形成に対する治療など適切に対応していくことも大切です。

大船T's形成クリニック院長 高梨 昌幸 大船T's形成クリニック院長 高梨 昌幸

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看護師コメント

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0467-47-3711 診療時間 9:00〜16:00(木曜・日祝休診) 0467-47-3711 診療時間 9:00〜16:00(木曜・日祝休診)

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