妊娠中は脱毛できない？
NGの理由や自己処理のコツなどを解説

妊娠中の脱毛がお勧めできない理由

脱毛に使用されるレーザーや光が直接胎児に影響を与えるという報告は今のところありません。
しかし、妊娠中は以下の理由で脱毛を控えたほうが良いと考えられます。

妊娠中は体毛が濃くなる

妊娠中はホルモンバランスの変化により、体毛が濃くなりますので、普段より脱毛効率が悪くなります。
体毛の変化は一時的なものなので、妊娠期間が終了し、元の状態に戻るのを待ってから脱毛を再開しましょう。

妊娠中は色素沈着しやすくなる

妊娠中は色素沈着しやすくなりますので、お顔のシミが濃くなることがよくあります。
同様に顔以外の場所も色素沈着しやすくなります。
脱毛部位の色素沈着が強いと、施術の痛みも強くなりますし、やけど等の肌トラブルのリスクも高くなります。
また、脱毛に伴う軽度のトラブルであっても、その場所に色素沈着を生じるリスクが普段より高くなります。

内服薬の制限がある

妊娠期間中は赤ちゃんへの影響を考慮して、内服薬などの使用に制限が生じます。
やけどやアレルギー等、万が一のトラブルの際、本来なら内服薬が必要な場合でもお薬を使用できず、経過が悪くなってしまう可能性があります。

これらの理由から、妊娠中の脱毛は一般的には避けることが推奨されます。

妊娠中に毛が濃くなる理由

妊娠中に体毛が濃くなる理由は、ホルモンバランスの変化によるものです。
妊娠中はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が増加します。

妊娠によって、エストロゲンは約100倍、プロゲステロンは約15倍に増加します。
この女性ホルモンバランスの大幅な増加によって、毛の成長期が非常に長くなり、抜け毛が一気に減ります。

成長期が長くなった体毛は普段よりしっかりとした毛に成長しますので、妊娠中は毛が濃くなるのです。

一見すると毛が増えたようにも見えますが、実際は細かった産毛が太くなっていると考えられています。

妊娠が終わると、分泌量が増えていたエストロゲンとプロゲステロンは一気に低下しますので、毛が退行期と休止期に入ります。
これによって太くなっていた体毛も元に戻ります。

今回のテーマからは少し逸脱しますが、このような産後の女性ホルモンの急激な低下と、授乳や栄養低下、睡眠不足なども加わって、産後脱毛（分娩後脱毛症）が生じる原因となります。

脱毛中に妊娠が分かった時はどうしたらいい？

クリニックへ相談

まず、受けている脱毛クリニックに相談しましょう。
クリニックのスタッフと連絡を取り、妊娠の事実を伝え、リニックの方針やアドバイスを確認しましょう。

休止制度があるか確認

６回コースや受け放題など、コース契約を行っている場合は、休止制度があるか確認しましょう。
一部のクリニックには、妊娠中の脱毛に対応するための休止制度がありますので、一時的に施術を中断することができるか確認しましょう。
妊娠期間が終わっても、授乳などで脱毛を再開できる時期は年単位で先になることが多いです。
休止制度がない場合や、短期間しか認められない場合は中途解約も検討する必要があります。

胎児に直接の影響はない

一般的に、脱毛中に妊娠が発覚した場合、以降の施術を中断することが推奨されますが、脱毛自体が胎児に直接的な影響を与えることはないと考えられています。
しかし、前述しましたように様々な影響はありますので、施術を中断することが一般的です。

脱毛中に妊娠が発覚した場合は、まず脱毛クリニックに相談しましょう。
クリニックの方針や休止制度に従い、安全を最優先に考えた対処を行います。
脱毛の施術自体が胎児に直接的な影響を与えることはないと考えられていますが、妊娠期間特有のリスクを避けるために、施術を中断することが一般的です。

妊娠中の自己処理について

妊娠中の毛の自己処理には、注意するポイントがあります。

妊娠中は、ホルモンバランスが普段とは違うため、メラニンの生成が活発になっており、色素沈着が起こりやすい体質になっています。 ムダ毛の自己処理の伴う摩擦や刺激が色素沈着を引き起こすリスクがいつもより高いのです。

例えば、電気シェーバーを使う場合でも、あまり完璧を求めず、無理な圧力をかけたり、ゴリゴリと擦ったりしないで、肌に刺激にならない程度に行うよう注意することが大切です。

その他の方法でも、普段よりも肌への刺激を避けることに注意しましょう。

また、脱毛後の保湿も十分に行い、乾燥からくる刺激を緩和することも大切です。

当院が大切にしている5つのこと

レーザー脱毛と
ニードル脱毛を行っている

あらゆる毛質、肌質に対応した医療脱毛を提供するため、レーザー脱毛とニードル脱毛の両方を行っています。
レーザー脱毛とニードル脱毛のいいとこ取りをすることで、より効果的な脱毛が可能になります。
毛質、肌質に合わせたレーザーの選択と設定

どんなに高性能のレーザー機器を使用しても、使い方が悪ければ思ったような結果は出ません。
当院ではお一人お一人の毛と肌の状態に合わせたレーザーの選択と出力設定で、より安全で効果的な脱毛を追求しています。
必要な部位を必要な分だけ

当院は６回コースや全身脱毛といったコース設定が基本的に存在しません。
・脱毛に必要な回数、部位は個人によって違う
・もともと脱毛が必要ない部位まで施術することによって、合併症を生じる可能性がある
といった理由からです。
メリット・デメリットをしっかり伝える

施術におけるリスクを極力ゼロに近づける最大限の努力・注意を払っても残念ながら、100%安全というものはありません。
医療脱毛のメリットだけではなく、デメリットやリスクについてもしっかりお伝えします。
プライバシーが守られる完全個室

施術は完全個室のためプライバシーも守られ、デリケートゾーンなどの脱毛も安心して受けていただけます。