医療レーザー脱毛
※保険診療適応外の自由診療になります。
医療レーザー脱毛とは
体毛に反応するレーザーを照射することによって脱毛していきます。具体的には、黒や茶色に反応するレーザー光を照射すると光は黒い色素を含んだ体毛に吸収されます(図1)。
体毛に吸収された光は熱を発生します。この熱によって毛根の組織(毛を作る細胞)を壊します(図2)。
毛根の組織が十分に壊されると、毛が再生しなくなります。(図3)
医療レーザー脱毛の流れ
-
1治療前
脱毛する部位の毛を剃ります。
うなじ、ひげ等デザインが必要な箇所は施術範囲を確認しながらマーキングします。 -
2レーザー照射
レーザーを照射していきます。
治療時間は両脇で5分位です。痛みが苦手な方は麻酔クリームで痛みを軽減することも可能です。 -
3レーザー照射後
レーザー照射後、特別な処置は通常必要ありません。
炎症が強くなると予想される場合は冷却や炎症止めの薬を塗布します。 -
4アフターケア
当日のシャワーは可能です。赤みが引くまでは熱いお風呂、プール等は控えてください。
次回治療は約2カ月後が目安です。
- 医療レーザー脱毛のメリット
-
- 高出力で照射するため、脱毛効果が高い
- 一度に広範囲で短時間の脱毛ができる
- 通常の体毛の場合、6回前後で約80%脱毛できる(個人差、施術部位で違いあり)
- 厚生労働省が許可したレーザー医療機器なので安心・安全
- 医療機関なのでもしもの肌トラブルにもすばやい対応が可能
- 医療レーザー脱毛のデメリット
-
- 除毛や減毛を目的とするサロンの光脱毛よりも痛い(痛みの感じ方には個人差あり)
- 産毛への照射で稀に硬毛化を起こすことがある。
- 黒い色素に反応するため、白髪やうぶ毛には効果がない場合もある
適用部位と治療費の目安
適用部位:女性
適用部位と治療費の目安
適用部位:男性
女性:治療の目安(税込)
部位(女性) | 価格(1回) |
---|---|
わき | 5,500円 |
ひじ上(肘より上の腕) | 16,500円 |
ひじ下(肘より下の腕) | 16,500円 |
手の甲・指 | 5,500円 |
太もも | 27,500円 |
ひざ | 5,500円 |
ひざ下(すね・ふくらはぎ) | 22,000円 |
足の甲・指 | 5,500円 |
V | 11,000円 |
I | 8,800円 |
O | 8,800円 |
VIO(V+I+O) | 22,000円 |
胸 | 16,500円 |
お腹 | 16,500円 |
背中 | 33,000円 |
うなじ | 11,000円 |
ほほ | 8,800円 |
鼻下 | 8,800円 |
あご | 8,800円 |
あご裏 | 8,800円 |
剃毛処理 | 12,100円 |
※土曜の施術は
上記費用の10%の割増料金がかかります。
※税込価格
男性:治療の目安(税込)
部位(男性) | 価格(1回) |
---|---|
ほほ・もみあげ | 8,800円 |
鼻下 | 8,800円 |
あご | 8,800円 |
あご裏 | 8,800円 |
ひげ全体 | 26,400円 |
わき | 6,600円 |
ひじ上(肘より上の腕) | 19,800円 |
ひじ下(肘より下の腕) | 19,800円 |
手の甲・指 | 6,600円 |
太もも | 33,000円 |
ひざ | 6,600円 |
ひざ下(すね・ふくらはぎ) | 26,400円 |
足の甲・指 | 6,600円 |
V |
16,500円 |
陰茎 | 22,000円 |
陰嚢 | 22,000円 |
O | 16,500円 |
胸 | 19,800円 |
お腹 | 19,800円 |
背中 | 39,600円 |
うなじ | 13,200円 |
剃毛処理 | 12,100円 |
※土曜の施術は
上記費用の10%の割増料金がかかります。
※税込価格
お支払方法
現金、クレジットカードがご利用いただけます。
使用可能なカード
脱毛に関するお役立ち情報
脱毛レーザーの種類
日本で永久脱毛に使用されている主なレーザーは3種類です。
アレキサンドライトレーザーの特徴
効果 | 細く浅い毛に効果的 |
---|---|
痛み | レーザーの中では痛みが少ない |
褐色肌 | 褐色肌には不向き |
ダイオードレーザーの特徴
効果 | 中間~太目の毛に効果的 |
---|---|
痛み | レーザーの中では中程度の痛み |
褐色肌 | ある程度の褐色肌にまで対応可能 |
ヤグレーザーの特徴
効果 | 太く深い毛に効果的 |
---|---|
痛み | レーザーの中では最も痛い |
褐色肌 | 褐色肌でも対応可能 |
医療レーザー脱毛とエステ脱毛の違い
ポイント1:脱毛効果が違う
医療レーザー脱毛 | エステ光脱毛 | |
---|---|---|
脱毛できる毛 | 一部の産毛~太い毛 | 一部の産毛~中間の太さの毛 |
脱毛できない毛 | 白髪 | 白髪、太い毛 |
永久脱毛 | 可能 | 不可 |
ポイント2:脱毛回数が違う
医療レーザー脱毛 | エステ光脱毛 | |
---|---|---|
施術回数 | 6~8回 | 8~15回 |
ポイント3:施術者の資格が違う
医療レーザー脱毛 | エステ光脱毛 | |
---|---|---|
施術者の資格 | 看護師免許所有者 | 無資格者 |
ポイント4:トラブル時の対応が違う
医療レーザー脱毛 | エステ光脱毛 | |
---|---|---|
トラブル時の対応 | 医師による診察、 薬の処方が可能 |
診察、処方は不可能 |
医療レーザー脱毛のトラブル時対応
永久脱毛は毛根の組織に永久的なダメージを与える治療です。
何も考えずに施術するとやけどが起こりやすくなりますので、状況に合わせた脱毛方法を選択することが大切です。
肌の色が濃い場合はレーザーの種類(波長)を変える
レーザーの種類を変えずに出力(強さ)を下げるケースが見受けられますが、これでは脱毛効果も落ちてしまうためお勧めしません。
レーザーの種類(波長)で皮表面に対する反応が変わってきます。肌の色が濃い場合は皮膚表面で反応しにくい波長のレーザーを使用することで安全に効果的な永久脱毛が可能となります。
男性のヒゲで、毛の密度が非常に高い場合
ヒゲ以外の体毛では通常そこまで心配する必要はありません。
非常に密度が高いヒゲにいわゆる打ち漏れがない様に照射してしまうと、熱がこもってしまいやけどを起こす場合があります。
非常に密度が高い場合、最初はあえて間引くように脱毛していくことでやけどのリスクを回避することが可能です。
炎症がおきた場合
レーザーによる永久脱毛は毛根周囲で軽いやけどを起こさせているため、脱毛治療が終わった直後は毛穴がポツポツと赤くなります。これは正常な反応ですので心配ありません。
しかし、毛根周囲の軽いやけどがきっかけで毛包炎(にきびのような症状)がおきることがあります。特に男性のヒゲ脱毛では多発することがあります。細菌による毛穴の感染症状ですので、抗生剤の投与や少量の膿が溜まっている場合は膿を排出する処置で治ります。
脱毛の後に出現する毛包炎は脱毛が進むにつれて出にくくなってきます。
かゆみを伴い赤みが強く出るアレルギー症状
この症状は2回目以降の脱毛治療で出現します。
これは毛穴に残っている熱で変性した自分の毛がアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
この症状も脱毛が進むにしたがって出にくくなりますが、外用薬や内服薬などを併用しながら治療を行っていくことになります。
しかし、どうしても脱毛のたびに強いアレルギー症状が出てしまう場合は、アレルギーをおこさない「ニードル脱毛」への変更を考えることになります。
永久脱毛は毛根の組織に永久的なダメージを与える治療です。
何も考えずに施術するとやけどが起こりやすくなりますので、状況に合わせた脱毛方法を選択することが大切です。
肌の色が濃い場合はレーザーの種類(波長)を変える
レーザーの種類を変えずに出力(強さ)を下げるケースが見受けられますが、これでは脱毛効果も落ちてしまうためお勧めしません。
レーザーの種類(波長)で皮表面に対する反応が変わってきます。肌の色が濃い場合は皮膚表面で反応しにくい波長のレーザーを使用することで安全に効果的な永久脱毛が可能となります。
男性のヒゲで、毛の密度が非常に高い場合
ヒゲ以外の体毛では通常そこまで心配する必要はありません。
非常に密度が高いヒゲにいわゆる打ち漏れがない様に照射してしまうと、熱がこもってしまいやけどを起こす場合があります。
非常に密度が高い場合、最初はあえて間引くように脱毛していくことでやけどのリスクを回避することが可能です。
炎症がおきた場合
レーザーによる永久脱毛は毛根周囲で軽いやけどを起こさせているため、脱毛治療が終わった直後は毛穴がポツポツと赤くなります。これは正常な反応ですので心配ありません。
しかし、毛根周囲の軽いやけどがきっかけで毛包炎(にきびのような症状)がおきることがあります。特に男性のヒゲ脱毛では多発することがあります。細菌による毛穴の感染症状ですので、抗生剤の投与や少量の膿が溜まっている場合は膿を排出する処置で治ります。
脱毛の後に出現する毛包炎は脱毛が進むにつれて出にくくなってきます。
かゆみを伴い赤みが強く出るアレルギー症状
この症状は2回目以降の脱毛治療で出現します。
これは毛穴に残っている熱で変性した自分の毛がアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
この症状も脱毛が進むにしたがって出にくくなりますが、外用薬や内服薬などを併用しながら治療を行っていくことになります。
しかし、どうしても脱毛のたびに強いアレルギー症状が出てしまう場合は、アレルギーをおこさない「ニードル脱毛」への変更を考えることになります。
よくあるご質問
- 医療レーザー脱毛は何回くらい通院が必要ですか?
- 毛の量・質によって個人差がありますが、約2か月おきに約6回の通院が必要です。最も効果的な治療を行うには、ヘアサイクル(毛周期)に合わせてレーザー照射する必要があり、そのために約2か月おきに通院していただいています。
- レーザー脱毛ができない部位はありますか?
- 基本的に毛が生えている全ての部分(ほぼ全身)で脱毛治療ができます。ただし、レーザーが当てにくい場所(耳の穴の奥など)はレーザーによる脱毛が難しいことがあります。
- 1回の治療時間はどのくらいですか?
- 医療レーザー脱毛は、短い時間で広い範囲を脱毛できます。体格などによって治療時間が多少違いますが、両わき3~5分、両下腿(ひざ下)30~40分程で終了します。
- 担当の方は女性ですか?
- 女性の看護師が担当します。また、プライバシーに十分配慮した完全個室にて行いますので、Vラインなどデリケートな部位も安心して治療を受けていただいています。
- 冷却ジェルやローションなどの付属品を購入する必要がありますか?
- 当クリニックでは脱毛費用以外にかかる費用は一切ありません。脱毛後、必要に応じてお渡しするお薬も脱毛料金に含まれていますのでご安心下さい。
- 医療レーザー脱毛の後はどんなことに注意すればよいですか?
- レーザー脱毛後の赤みがあるうちはお酒、熱いお湯での入浴は控えてください。タオル等で照射部位を強く擦ることも1週間避けてください。 また、脱毛治療期間中は照射部位が日焼けをしないように、しっかりと紫外線対策を行ってください。
- 脱毛期間中は、毛の自己処理はどうすればいいですか?
- レーザー脱毛の期間中の自己処理は剃毛(毛を剃る)だけにしてください。毛抜きや抜毛器などで毛を抜いてしまうと脱毛の効率が悪くなります。また、脱色もしないでください。
- 医療レーザー脱毛は何歳から受けられますか?
- 脱毛治療自体は何歳からでもできます。ただし、思春期より前に医療レーザー脱毛を受けて脱毛されても、二次成長で再び毛が濃くなる可能性がありますので、思春期以前の脱毛は年齢と共に多少再発することを前提としてください。
- アトピー体質ですが、医療レーザー脱毛を受けられますか?
- はい、可能です。特にアトピー性皮膚炎の方は、自己処理で肌を傷めてしまうことが多いので、脱毛をして自己処理の機会を減らすことは大切です。注意点としては、アトピーをお持ちの方は肌トラブルが多い傾向がありますので、十分な保湿や炎症を抑える外用薬を併用することも大切です。
その他、皮膚のトラブルなどお気軽にご相談ください。 - 日焼けしているのですが、大丈夫ですか?
- 脱毛レーザーは黒い色に反応します。日焼けで黒くなった肌にレーザーを当てると、レーザーが肌に反応して"やけど"を起こすことがあります。従って、日焼けがある程度落ち着いてからレーザー脱毛をするようにおすすめします。しかし、日焼けした状態で照射を希望される場合や、もともと肌の色が濃い方はレーザーの種類を変えて対応します。
- 生理中に医療レーザー脱毛を受けられますか?
- 通常は問題なく脱毛できます。ただし、場合によって、Iライン・Oラインの脱毛は生理期間中ご遠慮いただくことがあります。
- 男性も医療レーザー脱毛を受けられますか?
- 男性の方もお受け頂けます。男性の方はひげ(髭)脱毛を希望されることが多いですが、VIOなどデリケートゾーンの脱毛を希望される方も年々増えてきています。
- 医療レーザー脱毛で、わきの黒ずみも治りますか?
- 自己処理による肌トラブルが原因で黒ずみができていることが多く、自己処理の必要がなくなることで次第に黒ずみが改善してきます。
- わきの脱毛をすると「わきが」も良くなりますか?
- 医療レーザー脱毛はわきがの直接的な治療ではありません。しかし、脱毛することで衛生状態が良くなり、においが少なくなることはあります。
- 茶色いアザに生えている毛をレーザーで脱毛できますか?
- 色が薄いアザであればレーザーで脱毛可能です。
色が濃いアザでレーザー脱毛ができない場合でも、ニードル脱毛で脱毛可能です。 - 妊娠中は、レーザー脱毛を受けられますか?
- 脱毛のレーザー光が胎児に直接影響を与えることはまず考えられません。しかし、治療中に伴うストレスの影響、妊娠中は体毛が濃なること、色素沈着しやすくなることから妊娠中のレーザー脱毛は避けた方が良いと考えています。
院長のメッセージ
当院では3種類のレーザーを使い分け、照射方法を工夫することでかなり痛みを減らすことができるようになりました。
しかし、痛みに関しては個人差が非常に大きいです。脱毛することによって体毛処理のわずらわしさ・肌荒れから解放されるメリットは非常に大きいので、より安全で効果的、そして痛くない脱毛を目指しています。