脇汗

脇の汗・腋窩多汗症について

 

脇の汗はシャツのシミになるため、特に夏場の服装に気を使いますし、接客業など職種によっては非常に不都合を生じます。

腋窩多汗症をはじめとする局所性多汗症は精神的緊張などが原因と考えられています。

 

治療法の比較

 

脇の汗を抑える方法として、市販の制汗剤、塩化アルミニウム液など外用剤の使用、ボトックス(ボツリヌストキシン)注射が代表的な治療法です。

外用剤は費用も安く、手軽に行えるメリットがあります。

一方、そこまで大きな効果は望めないことが多く、肌に合わない場合はかぶれや色素沈着を起こすデメリットもあります。

ボトックス注射は制汗効果が非常に大きく、1回の治療で半年前後の治療効果が得られることがメリットです。

一方、1回あたりの費用は外用剤よりは高くなることがデメリットです。

 

脇のボトックス治療の実際

 

当院のボトックス治療の流れをご紹介します。

 

予約

電話またはホームページより初診の予約をお願いします。

 

診察

現在の症状等をお伺いし、治療の詳しい説明を聞いていただきます。

 

施術

注射の痛みを軽減するため、麻酔クリームを脇に塗り、40分程待ちます。

麻酔の後、治療開始です。

片脇に20カ所ほど注射します。

注射自体は両脇で10分もかかりません。

 

治療効果が出るまで

ボトックスの効果はすぐに表れません。

治療後3~4日してから効果が表れ始め、治療後1~2週間後が治療結果です。

効果の目安ですが、治療前と比べて脇の汗が8割程減ったと実感する位が平均的な治療結果です。

 

効果の持続期間

ボトックスの効果は時間とともに少しずつ弱くなってきます。

治療後3か月間ほど良く効いており、4か月目から少しずつ効果が弱くなり、6か月前後で効果がほぼ無くなる場合が多いです。

体格、年齢、もともとの発汗量などによって効果の持続期間は変わってきます。

4か月前後で効果がほとんど無くなる場合もありますし、10ヵ月程効果を感じる場合もあります。

 

ボトックス治療のリスクと注意点

 

ボトックス治療はリスクが少ない治療ですが、下記の点に注意する必要があります。

 

✔不必要な治療は行わない

ボトックスを長期間、大量に投与すると中和抗体というものが体内にでき、ボトックスがもう効かなくなることがあります。

抗体を作らないためには、必要最低限の治療に留めることが大切です。

例えば治療後しばらくして効果が弱くなったからといってすぐにボトックス治療を行うことはお勧めできません。

まだ効果が残っている場合はもう少し待って、効果がほぼ無くなってから次回の治療を行うことが抗体を作らないためにも大切です。

 

✔妊娠・授乳中は避ける

妊娠・授乳中のボトックス治療は安全性が確立されていませんので、治療を避ける必要があります。

また、妊娠をお考えの方は治療後2回の月経を減るまでは避妊してください。

 

✔男性の注意点

ボトックス治療後3か月は避妊してください。
 

 

ボトックス治療とワキガについて

 

ボトックスのワキガ治療に対する適応は無いとされています。

しかし、実際にはワキガの臭いが軽減することがよくあります。

したがって、脇の汗が多く、ワキガの臭いが軽度の場合はボトックス治療を検討する価値はあると考えています。

⇒腋臭症治療について

 

治療費

リジェノックス(韓国製) 32,400円(両脇)
ボトックス(アラガン社製)48,600円(両脇)
エムラクリーム(麻酔)  4,320円(両脇)