皮膚・皮下腫瘍

ほくろ・いぼ

ほくろ、いぼと呼ばれているものにも実は多くの種類があります。

黒子、母斑細胞母斑

黒いものが多いが、肌色もある。平らなものや盛り上がったものなど様々。 ※美容目的の治療は自費診療

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

茶色でやや盛り上がっている。 ※美容目的の治療は自費診療

汗管腫(かんかんしゅ)

まぶたにできやすい。数ミリの大きさでやや盛り上がっている。 ※自費診療

稗粒腫(ひりゅうしゅ、はいりゅうしゅ)

白っぽく、1~2ミリ程度の大きさで盛り上がっている。 ※自費診療

黄色腫(おうしょくしゅ)

黄色味があり、扁平~やや盛りあがっている。 ※美容目的の治療は自費診療

軟性繊維腫(なんせいせんいしゅ)

柔らかく、数ミリの盛り上がりのものからつまめる様なものまである。 ※美容目的の治療は自費診療

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

ウィルス性のイボ。 ※美容目的の治療は自費診療

粉瘤(ふんりゅう)とは

皮膚にやや硬いしこり、こぶとして自覚されることが多いです。町のお医者さんからアブラの塊と言われた方もいらっしゃると思います。皮膚の中に袋が出来て、その中に垢(あか)が貯まった状態です。したがって中身を絞り出すと独特の臭いがします。放置していても構わないのですが、少しずつ大きくなってきたり、化膿して痛みを伴い、腫れあがることもあります。

脂肪腫(しぼうしゅ)とは

皮膚の下にやわらかい膨らみ、こぶとして自覚されることが多いです。文字通り脂肪の塊ですが、薄い膜(被膜)に脂肪の塊が包まれています。放置していても構わないのですが、比較的大きなもの(5センチ以上)や急激に大きくなるものは手術で摘出して顕微鏡の検査をしたほうが良いと考えられています。

治療法

ほくろ・いぼ

小さいものや浅いものはくり抜き法(メスやレーザーを使用)、大きいものは切除・縫合します。悪性腫瘍(がん)を見落とさないために、病理検査(顕微鏡検査)を行います。

手術の目安
  1. ※美容目的の治療は自費診療

治療のメリット

  1. 見た目の改善
  2. 病理検査で診断が確定する

治療のデメリット・リスク

  1. 治療後の傷跡
  2. 再発するものがある

治療費

約8,000円~(保険適応 3割負担の場合)

粉瘤

手術で袋を取り除きます。少し皮膚を切って中身を絞り出しただけでは再発します。袋を全て摘出することが大切です。傷は丁寧に縫合します。

手術の目安
  1. 手術時間:約15〜30分
  2. 麻酔:局所麻酔
  3. シャワー:翌日から可

治療のメリット

  1. 見た目の改善
  2. 大きくなる心配がなくなる
  3. 化膿の心配がなくなる

治療のデメリット・リスク

  1. 切開した傷跡
  2. 血腫形成の可能性
  3. 感染の可能性

治療費

約8,000円~(保険適応 3割負担の場合)

脂肪腫

皮膚を切開して脂肪の塊を摘出します。傷は丁寧に縫合します。

手術の目安
  1. 手術時間:約15〜30分
  2. 麻酔:局所麻酔
  3. シャワー:翌日から可
脂肪腫は皮膚の下(皮下脂肪の中)にあることが多いですが、筋肉の中、筋肉の下にある場合もあり、その場合は全身麻酔を必要とします。

治療のメリット

  1. 見た目の改善
  2. 大きくなる心配がなくなる
  3. 悪性・良性の診断がつく

治療のデメリット・リスク

  1. 切開した傷跡
  2. 血腫形成の可能性
  3. 感染の可能性

治療費

約9,000円~(保険適応 3割負担の場合)

医師の本音

皮膚腫瘍治療後の傷跡を目立たなく仕上げるためにいくつか大切なポイントがあります。使用するレーザーは多くの施設で導入されている炭酸ガスレーザーではなく、炭酸ガスレーザーより組織の損傷が少ないエルビウムヤグレーザーというレーザーを使用します。傷の縫合も形成外科医ならではの丁寧な縫合を行っています。しかし、一番重要なポイントはできるだけ小さいうちに治療していただくことです。これに勝るものはないと実感しています。